2012年03月15日

<流山市の汚染状況、除染対策の目標値>

平凡な毎日を送っていましたが、2011年3月11日の東日本大震災を境に子供達の健康への不安を抱える毎日になってしまいました。
それは、福島第一原発の爆発事故から放出された放射性セシウムが、3月20日、21日に降った雨とともに千葉県の東葛(とうかつ)地域に降り注ぎ、土壌や樹木が汚染されたからです。
流山市は、いわゆる放射線のホットスポットであり、2012年1月1日施行の法律により「汚染状況重点調査地域」に指定されました。

文部科学省の放射線等量分布マップでは、放射性セシウム137&134の合計値では、流山市は1平方メートル当たり30,000~10,0000ベクレルという高濃度の汚染が拡がっています。

文部科学省の放射線等量分布マップ
http://ramap.jaea.go.jp/map/mapdf/pdf/air/v01/cstot/5339-C.pdf
http://ramap.jaea.go.jp/map/agreement.html(専門的)

これを1kg当たりに直すと(表層から5cmの層に均質に放射性セシウムが存在するとし、土の密度1.3g/ cm^3として、1m^2当たり65kgという数値を換算に用いて)、流山市のいたるところが概ね460~1,540ベクレル/kgの放射性セシウムを付着した土に覆われていることになります。
(なお、現時点では表層1cmに留まっている、という考え方もあり、この場合は1m^2当たり13kgという数値を換算に用いて、2,300~7,700ベクレル/kgとさらに高濃度の数値になります。あくまでざっくりとした試算なので、実際に採取して測定したほうがよいと思います。)


私達が住む流山市東深井地区は、私が所属する「流山・東深井地区の子供達を放射線から守る会」の計測により、概ね毎時0.2~0.4マイクロシーベルト毎時(μSv/h)の空間線量となっています。側溝などの局所的に線量が高いマイクロスポットでは1μSv/hに近い場所もあります。

「流山・東深井地区の子供達を放射線から守る会」による計測
http://blog.goo.ne.jp/nagareyama_higashifukaikodomo/e/ff3436c0715c9bfe33a0f75f61619081
http://blog.goo.ne.jp/nagareyama_higashifukaikodomo/e/a17b1a6e3beda9d0e14747bdbf69e1c6

ご存知の方も多いと思いますが、年間の被ばく限度の目標値は1ミリシーベルトとされています。環境省は、重点調査地域として指定する基準として、1時間当たり0.23マイクロシーベルトとしています。
(0.23μSv/hトという数値については、種々の意見があります。内部被曝量を考慮すると、本来はもっと厳しい(小さい)数値であるべきと考えます。

ちなみに、流山市が2011年10月に出した除染計画における基準は、0.3μSv/h(東葛地域で最も高い、つまり危険側)の独自基準となっていました。
一方、この3月に出された新しい除染計画では、子供が
多く利用する施設では5センチの高さで0.23μSv/h未満にすることを目標とすると改められています。



では、0.2マイクロシーベルト毎時は、どのくらいのレベルなのでしょうか
表面汚染密度が
40,000Bq/cm^2を超えるおそれのある場所は、放射線管理区域に指定する必要があります。本来は、一般人の立ち入り、飲食禁止となります。
放射線に対する感受性が高いとされる子供達が、そのような場所で長時間を過ごすのは適当ではないことは、明らかです。

東京大学物性研究所 押川先生の流山市建白書から
『被曝を管理された成人である放射線業務従事者を保護するための規定に当てはまる場所で、子供たちが遊んで良い道理はなく、校庭の基準を定めるとすればこれよりも一段と低くあるべきです。』

http://www.slideshare.net/MasakiOshikawa/20111220-10689096
(押川先生の資料22ページを参照)
 1m高で0.18μSv/h(バックグラウンドを除き0.15μSv/h)
   ⇔ 40,000Bq/cm^2(Cs134+Cs137)
 
東葛地域は、元々空間放射線量が高いという噂が流れたが・・・(16ページを参照)
http://www.slideshare.net/MasakiOshikawa/20120114


従って、子供達が活動する施設については、できるだけ表土に付着している放射性セシウムを表土とともに除去して、できるだけ低い値にするべきと考えます。

流山市の新しい除染計画では、学校などの子供が多く利用する施設で、校庭の表土除去による除染が計画されています。そこで、せっかく同じお金を投じるのですから、例えば0.1マイクロシーベルト程度になっているかどうかを除染の効果を測る目安としてはいかがでしょうか。

全面表土除去を行えば、達成できる数値であることが柏市の実験や野田市の学校の除染で確認されています。



toukatsuno_hiro at 08:18コメント(0)トラックバック(0)放射線問題 

2012年03月03日

放射能の人体への影響は、専門家の間でも意見が分かれますが、子供達は放射線への感受性が高いと言われています。

私は、子供達が長時間生活を送る小中学校の校庭で外部被曝することに加えて、校庭の砂塵や土埃(つちほこり)が風で舞うなどして、付着している放射性セシウムを吸い込んだり、手で土を触った後に手を口に入れてしまう、などによる内部被曝により、4、5年先に何らかの健康被害が出てくる可能性が否定できないことを、とても心配しています。


だからこそ、流山市内の全ての小中学校を対象に全面表土除去による除染が必要なのです。

放射性セシウムは土壌に付着
 (日本土壌肥料学会のHPから)
http://nacos2.sakura.ne.jp/info/nuclear/4137.html
http://jssspn.jp/info/nuclear/post-15.html

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「放射線になんか、まけないぞ!」柚木ミサトさん
http://www.mikanblog.com/?p=2730


なお、自宅の室内の空間線量は平均すると毎時0.10~0.15マイクロシーベルトです。私自身は、外部被曝についてももちろん心配をしていますが、(根拠はありませんが)移住が必要な状態だとは考えていません。

しかし、子供達が長時間過ごす学校での被曝は、できるだけ避けることが必要だと考えています。
特に、土ほこりを吸い込むことによる内部被爆を低減することが、最優先で実施されるべき対策ではないかと考えています。
従って、学校や公園のように土ホコリや砂塵が舞い上がりやすい場所では、空間線量を下げるだけでなく、放射性セシウムの総量を減らす対策、つまり全面的な表土除去による除染対策が欠かせないと考えています。

また、除染が完了するまでの間は、風が強い日にマスクを着用すること、外から帰ってきた際の手洗いやうがいをすることが望ましいと考えます。

(もちろん、食事から摂取することによる内部被曝も懸念されるため、自宅ではできるだけ食材に気を払うことで低減する必要があります。)

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あかつぶ
http://www.mikanblog.com/?p=2623


放射能から子供を守れ!!茨城県坂東市マスク配布へ 除染時、強風時のマスクは必要
http://blog.goo.ne.jp/egaonotakasan/e/403749715dbea8f80a1f4cc63a8cef02

1月26日付で、東京大学物性研究所の押川正毅先生より流山市長、市議会議員、教育委員会、放射能対策室に提出された『流山市建白書』。
http://masakioshikawa.blogspot.com/2012/01/24126-3-icrp1msvicrp-3.html
専門家の立場から流山市をはじめとする東葛地域の汚染状況と必要な対策の考え方を示したものであり、、流山・東深井地区の子供達を放射線から守る会」としても、また個人としても押川先生の勇気ある行動と、その建白書の内容に賛同いたします。)

『流山市建白書』の要旨
http://toukatsuno-hiro.doorblog.jp/archives/2863715.html


<内部被曝についての参考情報>
土ホコリを吸い込むことによる内部被曝の健康影響については、まだよくわかっていないようです。専門家ではない私には本当に影響があふのか、またはないのかを判断することができません。なので、現時点では安全側に考えて、『できるだけ子供達は身体に取り込まないようにすべき』と考えています。

①再浮遊した放射性セシウムの吸入摂取は2~4%程度(地表沈着からの外部被ばくを100%とした場合)
・汚染状況に関する情報整理 - 日本原子力学会
http://www.aesj.or.jp/aesj-symp/presentations/02-02_hattori.pdf

(『再浮遊』が『風で舞い上がった土ホコリの吸入』とイコールなのかは、私には判断できません。)


②掃除機のホコリにも放射性セシウム

・千葉・柏の民家のホコリから5970ベクレル/kgのセシウム 「服や靴について持ち込み」
http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/52153570.html

http://onaironaironair.wordpress.com/2011/12/17/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%84%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%90%E3%82%AD%E3%83%AD%EF%BC%9D%E6%8E%83%E9%99%A4%E6%A9%9F%E3%83%9B%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%81%E3%82%BB%E3%82%B7/

(ホコリ自体の総量は小さいので、身体への影響は小さい、という結論ですが、食品に含まれる放射性セシウムの摂取量に気を遣うのに、土ホコリや掃除機のホコリに気を遣わない理由はないように思います。)


③内部被ばくと外部被ばくの違い

・食品中のセシウムによる内部被ばくについて考えるために
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/CsInBody.html

・放射性核種の種類と影響
http://housyanouosennimakenai.doorblog.jp/archives/1472826.html

(ベータ線の実効線量を比較して、放射性セシウムの内部被曝の影響は、放射性カリウムと同程度だ、だから大したことがない、とする考えがあります。これも私には判断できません。)

原発と放射線 第3版(東京外国語大学 中山研究室)
http://www.nakayama-lab.com/essay/atm.html

(執筆者の放射線に対する専門性は不明。)


④セシウムが付着する花粉から類推

・セシウム花粉 人体への影響ないが…症状なくてもマスクを - スポーツニッポン
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/02/13/kiji/K20120213002620620.html

(花粉と土ホコリとでは、粒子の大きさや放射性セシウムの付着の状態が異なると推測されるので、肺等に取り込まれる量や人体への影響は異なるかもしれませんが、、、。)


⑤土ホコリ・砂塵は、どのくらい飛ぶのか
群馬大における風塵堆積量の実測値(早川由紀夫先生のHPから)
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-459.html

(4月~5月は、1日あたり6g/m2を超える風塵が堆積しています。春先の風が強い日は、子供たちのマスク着用をお勧めします。ちなみに、年間では1.6kg/m2の風塵が堆積。)

火山学者が見た2011年3月福島第一原発事故
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-472.html


この関係の情報をお持ちの方は、ぜひご教示いただければと思います。



toukatsuno_hiro at 10:19コメント(3)トラックバック(0)放射線問題 

2012年02月29日

2月11日、流山市の除染計画案に関するタウンミーティングに参加しました。

(タウンミーティングでの市長や市の関係者からの説明や、参加された市民からの意見や質問については、下記のブログに詳細が掲載されていますので、そちらをご参照いただければと思います。)
http://togetter.com/li/256058
http://daizo3.tumblr.com/post/17419469953
http://blog.livedoor.jp/icdt/archives/5864591.html

最も気になっていた、子ども達が多く利用する施設については、市長から次の話がありました。

①5センチの高さで毎時0.23マイクロシーベルトが観測された全ての施設で、重機による表土除去を行うこと

②除去した土壌は50センチ以上の覆土をして現場保管を行うこと

③公園の空間線量の測定値や除染の実施の有無を、看板などを立てて掲示すること

今後のスケジュールとしては、除染実施計画を早急に策定し、国との調整に入るとのこと。
(そのためにパブリックコメントの募集期間を短くしたとの市長の説明。)

2012年度の予算案が策定されましたが、除染に関わる予算については(大きな方針変更がないことを前提に)議会をすんなり通過していただき、迅速に除染対策が実行されることが肝要です。

・平成24年流山市議会第1回定例会 所信(施政方針)
http://www.city.nagareyama.chiba.jp/mayor/siseihousin/shiseihousinn2401teireikai.htm
・流山市:12年度一般会計当初予算案 放射線対策計上、過去最大442億円(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120216ddlk12010203000c.html

全ての小中学校で重機による表土除去を行うことを要望してきましたので、とりあえずはホッとしています。
ただし、安心するのはまだ早いと考えています。

(1)除染実施計画の中身
言うまでもありませんが、パブリックコメントの内容をどれだけ反映しているかが気になるところです。

『流山・東深井地区の子供達を放射線から守る会』からのパブリックコメントhttp://blog.goo.ne.jp/nagareyama_higashifukaikodomo/e/5c5dd68ce729e4cef817800ccae52db5

注目すべき点として、下記が挙げられます。

a. 除染目標値を、子どもが多く利用する施設は5センチ0.23未満とする方針に変更はないか
(子どもが多く利用する施設では、できる限り汚染前の状況に近づけるべきであり、0.1μSv/h未満があるべき姿。0.23未満は最低ライン)

b. 全ての小中学校の校庭等の重機による全面的な表土除去を行うことを明記してもらえるか
(市で計測している5ヵ所の数値だけで判断しないこと。不公平にならないように全学校の表土除去が必要。)

c. 除去された表土の保管方法を明記してもらえるのか
(例えば、学校の場合は、表土を10センチ鋤き取り、校庭の一カ所に穴を掘って3メートル以上の深さに保管、のように)

d. 小中学校の除染スケジュールを第一四半期中というように早めてもらえるのか

e. 数多くある公園については、どのように除染を進めていくのか
(遊具や砂場のある公園や、森林のような公園では地面が土や芝生のエリアを優先して除染してもらえるか。優先的に小さな子供達を安心して遊ばせられる公園として、クールスポットを自治会くらいの単位で1つ、あるいは流山市を幾つかの地域に分けて2つ、3つずつ作ってもらうのが理想。もちろんクールスポットは0.1μSv/h未満で。子育て中のママさんどうしのコミュニティーには重要)

f. 公園や通学路等で市民が空間線量を計測してマイクロスポットを見つけた場合に、市が注意喚起の看板設置、立ち入り禁止、除染等を行い、処置内容を掲示する『市民通報→処置→掲示』の仕組み作りをしてもらえるか

g. 民有地(特に、戸建ての住宅)や通学路の除染に関して、除去した土壌等の保管場所を、流山市として提供してもらえるか
(現状の除染実施計画案では現場保管が原則となっていますが、自宅の庭に穴を掘って表土を埋めるのは、庭が広ければ別ですが、実際は隣家との関係で容易ではないと思われます。不法投棄を防止するためにも、市として保管場所を設置することは民有地の除染を進めるためには重要と考えます)

h. 民有地や通学路の除染を推進するには、自治会が実施の単位団体になるのが一案と思われるが、熱心な自治会とそうでない自治会とで差が出たり不公平にならないよう、流山市が各自治会に強く働きかけたり、機材を貸し出したり等の対応をしてもらえるか
(自治会長の意識一つで変わってしまうのが現実なため)

i. 広報誌等を用いて市民に対し、流山市の汚染状況や除染実施計画の詳細、除染対策の進捗状況等の周知、市民への協力依頼の呼びかけが定期的に行われるか

j. 健康への影響や危険性がまだ解明されていない内部被曝の問題を踏まえて、小中学校等で手洗い・うがいの励行、風の強い日のマスク着用を徹底してもらえるか
akatsubu-masuku-2

あかつぶ
http://www.mikanblog.com/?p=2623


(2)小中学校の除染対策の実施スケジュール
除染対策は、子ども達の健康を考えると、できるだけ早期に実施されるべきです。
運動会シーズンの始まる前、つまりは第一四半期中の除染対策の実施が望ましいと考えます。

すでに、野田市では概ね学校の除染は完了。公園もかなりの箇所で完了しています。柏市や我孫子市でも、学校の校庭の表土除去を含む本格的な除染が始まりました。

特に4、5月は風が強く吹くため、放射性セシウムが付着した土壌や砂塵が舞い上がります。
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-459.html
風塵が舞う中での運動会はやはり避けるべきです。
当日に向けて毎日のように校庭で練習を繰り返すことにも問題があります。

ちなみに、流山市東深井小学校は、校舎の増築工事が入るため、5月に運動会を行う予定になっていました。
当ブログでは、東深井小学校の除染対策は運動会の前、つまり4月中に完了すべきである。
また、除染の実施を早めるのが難しいのであれば、時期をずらして秋に別の場所を借りて運動会を実施するか、最低でも練習だけは体育館で行う、といった対策を検討していただきたいとコメントしてました。

結果として、東深井小学校の運動会は、秋に開催する、という校長名の通知をいただきました。
関係者の皆様、ご配慮いただき、誠にありがとうございました。

いずれにしましても、除染対策の早期実施がのぞまれます。
また、風の強い人気や除染工事中の児童・生徒のマスク着用の周知をお願いしたいと考えています。


(3)除染の効果と空間線量のモニタリング
除染によって毎時0.23マイクロシーベルトになれば”安全”というわけではありません。
http://toukatsuno-hiro.doorblog.jp/archives/2863715.html
できるだけ空間線量は下げることが望ましく、また表土に付着している放射性セシウムの総量を減らさなければ、風によって舞い上げられて土ホコリを吸い込むことによる内部被曝の問題は解消できません。

柏市の実験などにより、表土を10センチ程度除去することによって、毎時0.1マイクロシーベルト程度に低減することができることが実証されています。
また、野田市で既に実施された学校や公園での除染後の測定でも、同様に毎時0.1マイクロシーベルト程度に低減しています。
http://www.city.noda.chiba.jp/osirase/20110311jisin-628.html
http://www.city.noda.chiba.jp/shihou/shihou/pdf/120201-3.pdf
http://2ch-news.doorblog.jp/archives/53215830.html

同等の費用をかけて除染を行うのであれば、最大限の効果を得るようにすべきだと思います。
従って、本来であれば柏市のように除染のモデル実験を行って、表土に付着した放射性セシウムを除去できる深さや、現場保管をする場合に空間線量を十分に低く保てるように除去した土壌を埋める深さといった、汚染前の状況に確実に近づける方法を把握した上で対策を実施すべきです。
また、その方法を守って施工してくれる信頼できる業者を選定し、市役所の職員の監督の下で除染を実施すべきです。
しかし、時間も限られてるので、柏市や野田市からノウハウを教えてもらい、業者を慎重に選定して指示するしかないかもしれません。

であれば、除染対策の実施後には、空間線量の計測を行い、十分な低減が図られて除染の効果が得られているかをチェックすることが重要です。

除染実施後の定期的な空間線量のモニタリングについては、流山市や業者にも実施していただくのは当然なのですが、私たち市民が自ら測定を行うことで、除染作業後にどうしても残る可能性があるマイクロスポットの発見と除染につながると思います。



<参考>
最後に、タウンミーティングで「まだそんなこと言ってる人がいるんだ!」と驚く発言が市民からありました。
それは、「もともと、東葛地域は自然放射線による空間線量が高かった」という勘違いをしていたのです。
まあ、某大学の先生がそのような発言をしてミスリードをしてしまったことが原因なのですが。

この点については、以下の資料等を見ていただければ一目瞭然。
花崗岩が多い地域は線量が高いことが知られていますが、東葛地域は違います。

・東葛地域は、もともと空間放射線量が高いという噂が流れたが・・・
http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html

東大物性研 押川先生の資料(16ページ前後を参照)
http://www.slideshare.net/MasakiOshikawa/20120114

・20年前に測定された、柏・我孫子・中央線のバックグラウンド放射線
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/38781/39126/68368194

・その他の自然放射線に関する資料
http://www1.s3.starcat.ne.jp/reslnote/A8_8.htm

http://www.atomin.go.jp/atomin/high_sch/reference/radiation/radiation/index_04.html#7

http://rika.s58.xrea.com/wiki.xcg?page=%B4%C4%B6%AD%C4%B4%BA%BA%A5%DE%A5%CB%A5%E5%A5%A2%A5%EB%A1%A1%A1%C1%A1%A1%BC%AB%C1%B3%CA%FC%BC%CD%C0%FE%CE%CC%A4%CE%C2%AC%C4%EA


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