2012年01月26日

今後は、半減期が2年と短い放射性セシウム134の量が減少してくるため、見かけ上は空間線量は低下してくると思います。
しかしながら、放射性セシウム137は半減期30年、つまり、ほぼ人間の一生の期間、この小中学校の表土に放射性物質が留まることになります。

東大物性研究所の押川先生によれば、風や雨の影響により、同一の敷地内においても放射性物質は移動していき、空間線量も上下することが報告されています。
つまり、学校の校庭で空間線量を測定した際に一時的に低い値が出たとしても、また一定の期間が経つと高くなってしまう場合が十分にあるのです。
また、同一敷地内において部分的な除染を行うことは、ほとんど効果がないことを意味します。また、費用も無駄になってしまいます。

内部被曝の問題を解決するためには、校庭の全面表土除去が最も効果的であり、校庭の表層からほぼ5センチくらいを除去するだけで、十分な除染効果が得られることもわかっています。

柏の小学校 表土削り線量大幅減 毎時0.3マイクロシーベルトから0.08マイクロシーベルトへ
http://2ch-news.doorblog.jp/archives/53215830.html
柏市の実験で0.383マイクロシーベルト毎時から0.054マイクロシーベルト毎時へ (流山市建白書から)
http://masakioshikawa.blogspot.com/2012/01/24126-3-icrp1msvicrp-3.html

私達は流山市に対して、全ての小中学校を対象とした、『重機による全面表土除去』の早急な実施を訴えていきたいと考えています。
そして、学校の校庭において除染の目標値とする空間線量は5cmの高さで0.1マイクロシーベルト程度とすべきと考えます。

流山市にも、この状況を理解してくださる方はたくさんいると信じています



toukatsuno_hirotoukatsuno_hiro at 14:35コメント(0)トラックバック(0)放射線問題  

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